危機感の共有化
2011年9月14日 @ 06:09 PM
韓国の通貨危機後の政財官の動きのスピーディさは以前のブログで述べた。
IMFの問題で国民が危機感を共有したことが変革の大きな影響を与えていると思う
格差問題や輸出依存体質など問題も多いが国際的には一定の評価をされている。
危機感について興味深い記事を新聞で見つけた
それは地域再生を手がけている人の言葉らしいが、商店街の復活が成功するポイントは、その商店街が立ち直れないほど衰退しているかどうかということだそうだ。
少しでも余力が残っていると商店主、地主のエゴがでてしまい、なかなかまとまらないらしい。
生き残れないという危機感を皆が共有している商店街では大胆な手術が可能で活性化に成功することも多いという。
人も組織も国も危機感が高まらないと変わろうとしないということなのかもわからない
10数年前、大型の商談を苦労して成立させ準備資金の借入れを銀行に申込みいったが全く相手にもしてもらえず断られたことがある。
断られるだけでなく廃業の話まで出てとても辛い思いをした。
これがきっかけになり自社を見つめなおしてみると非常に厳しい状況であることをあらためて認識した。
危機感を改めて強くもつようになり会社の業務内容を大きく変えていく転機になった。
日本の企業にとっては5重苦とも6重苦ともいわれる厳しい経済環境の中
少し前日立と三菱重工の統合の話し合いを進めていることが報道された。
日本の企業の再編が今後ますます進んでいくものと思われる。
健全な危機感は組織として常に共有化していないと勝ち残れない時代になってきた。
諸行無常である。