豆腐の伝道師 in NY
先月インターナショナルホテル&フードショー(IRFS)出展のためNYに出張した。
昨年のIRFS以来1年ぶりのNYだ。
数年前JETRO NYが中心となってジャパンパブースを設置してオールジャパンでPRする方法を打ち出した。
相乗効果もあってIRFSのジャパンブースは年々来場者も増えていった。
ホテルやレストラン関係者などB to Bの見本市であるがプロも日本食に対し強い関心を持っている
当社ではこのジャパンブースができる前から出展した経験もあり、関心の高まりを肌で感じてきた。
昨年震災前に開催されIRFSのジャパンブースは空前の人が訪れ見本市が賑わっていた。
今年はJETROではなくJROが主体となりジャパンブースを開催した。
NY在住の知人から連絡があり参加することにした。
IRFS開催に先駆けて震災支援の感謝イベントを兼ねてグランドセントラルでJAPAN WEEKが開催されいた。
開催前お付き合いさせていただいているお店も出店していたのでJAPAN WEEKに行ってみた。グラセンという立地条件もあり多くの人でにぎわっていた。
今回IRFS開催前 正直震災の影響はどの程度あるのか、少し不安だった。
ふたを開けると予想以上に多くの人が訪れてくれて不安は吹き飛び、試食や対応に追われた。
ジャパンブースでは連日セミナーを開催、名だたる有名店の方々が日本食のすばらすさを魅力的にプレゼンしていた。
豆腐の伝道師を標榜する私としてもよい機会と 豆腐など大豆食品の話などをつたない英語を交えながらお話させていただいた。
おかげさまで立ち見も出るほど盛況で日本の大豆食品や健康志向の高まりを強く感じることができた。
手作り豆腐体験も盛り上がってくれてひと安心。
はじめて出展した頃は右も左も分からず なかなか成果もあがらなかった。
「食を通じて世界の人たちの健康と平和に貢献する」という経営理念の基、「豆腐料理をNYで浸透さる」と大風呂敷を広げたことを少し後悔していた。
「零細企業ではやっぱり無理かな」と何度も諦めかけた。
そのうちに採用してくれるお店が徐々にでてきて [できたての自家製豆腐提供」というコンセプトはNYで少しづつではあるが受け入れらるようになってきた。
顧客は日本食レストランが中心にであるが、気がつけば納入実績は数十軒に広がった。
ご採用いただいているお客様をいくつかまわり いろいろありがたいお話を聞かせていただいた。
展示会でもいろいろヒントを得ることができた。
昨年震災の影響で輸出ができなくなった国、大幅に減った国などがいくつかあり我々も大きな打撃を受けた。
規制強化や円高、インポーターの検査負担増などで依然日本食材の輸出は厳しい状況にある。
この一年辛酸をなめまくってきただけにとても勇気をいただける今回の出張になった。
次のステップに進む課題もみつかった。「継続は力なり」 これからが正念場だ。