止まらない円高
2011年8月2日 @ 07:08 PM
米国の債務引下げ問題に端を発した米国の財務不安が主な要因のようだが、東日本大震災直後の戦後最高値の水準にまで円高が進んでいる。
主要国との経済連携協定も進まず高い人件費や高い法人税と国際競争力の阻害要因が多い中、震災や原発の影響で電力問題や風評被害という大きなダメージに苦しむ日本の輸出産業に、今回の円高は致命的な打撃を与えかねない
震災直後の円高は各国の協調介入で防いだが今回は各国の協力は厳しそう
震災後TPPの参加検討や法人税減税などもすっかり陰をひそめてしまった。
震災や原発問題への対応はプライオリティの高い問題であるが産業が空洞化してしまっては日本の復興もおぼつかない
同時進行で進めなければならない問題だ。
日本単独の為替介入では円高を止める効果は不透明であるが、産業に活力を与える効果が期待できることからどんどん進めるべき。
いち早い対応を望みたい。
一方この円高をチャンスととらえる企業もある。楽天がドイツのネット通販大手を買収し子会社化した。
確かに海外に投資するにはよい時期である。
一企業ではどうしようないこと変えられないこともある。
明日の天気を悩んでみても変わるわけではない自分でできることを冷静に考えることが重要。
国や企業も、今対応できることを冷静に考えて変化に対応していかなければならないと思う。